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06年、経営者の目
日揮、森本社長
世界で、石油・ガス・電力関連のプロジェクトは、06年以降も増え続ける。
特に、中東での発電・海水淡水化プラントが足りない。
問題点は、資機材の価格高止まりと品薄で、入荷時の時間が、倍程度掛かる点。

新日鉄、三村社長
1-3月期は、自動車向けなどで鋼材需要でピークで、05年粗鋼生産は、前年度より微減、汎用品の在庫調整は3月末に終了。
問題点は、中国の過剰生産、流入が長引くと鋼材価格下落、中国の生産引き締め新政策を期待。

鹿島、梅田社長
05年の民間設備投資の伸び率は、前年度より落ちているが、額は増えている。
ITや自動車分野が堅調、鉄鋼関連も動き出し、余剰資金を使う意欲が出てきた。
電機業界で、強い企業は新規投資で更に強くなる、技術開発競争が続く限り投資は増える。

富士通日立プラズマディスプレイ、井本社長
プラズマパネルの生産が受注に追い付かない状況で、新工場の稼動時期を前倒し。
05年のパネル市場規模は前年比倍増で、北京五輪向けに更に増える。
低解像度パネルの価格下落は著しいが、ハイビジョンの高精密パネルに特化する。

沖電気 篠塚社長
銀行は業績回復、システム投資は06年以降、企業向けIP電話などの新システムへの反応は鈍いが、通信事業者向けシステムは好調。
問題点は、デジタルデフレで、テレビなどの最終製品の価格下落。半導体など電子部品もその影響を受け、売り上げは伸びても、利益面は厳しい状況。

日野自動車 蛇川会長
株高だが、国内経済全体が底上げはしていない、運送会社は、デフレの影響で、荷主に価格転嫁が出来ていない。
また、国内の自動車販売も前年割れの状況が続いており、乗用車メーカーは、米国市場に支えられているのが実情。

ファミリーマート、上田社長
コンビニの販売環境は厳しく、客数が減少しており、従来型店舗の商品開発は限界
、今後は、高齢化にあった商品作りにし、50歳以上をどう呼び込むかが、重要課題。

ソニーコミュニケーションネットワーク、吉田社長
ネット広告市場が急成長、04年が前年度比5割増え、05年はそれ以上の伸び。
ネット上での商品の売れ行きが話題で、実際の店舗での販売貢献となり、ネットが生活に浸透してきた、この流れが後戻りする事は無い。

プラント業界、強気の発言で絶好調。淡水化プラント関連では、
日揮、千代田化工建設、三菱重工、石川島播磨重工、日立造船、三井造船、東レ、日東電工、伊藤忠、三菱商事、三井物産など。
株価は、日経新聞で、プラント・造船の景況感が上向くとのことで軒並み上昇、しかし、為替で円高の115円台、明日は???。
by mytam | 2006-01-04 15:24
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