米国の大型株は、強いですね。NY原油が、60ドル復活したが、米国小売各社の売上げ高が好調なため、個人消費の先行きに楽観論がでているため。
日経平均は、13円安の16436円と小幅な下落だが、3連休をひかえ底堅い動きなっている。しかし、新興市場は、ボロボロ状態、背景には、新興市場の経営者は生意気だとの政治判断があり、機関投資家も動きようが無い感じ。 日経平均のロウソク足は、下ヒゲ代の十字線、RSIが80と高く少し過熱気味、8月の頭のような展開になり、来週は16500円前後の攻防と思われる。 eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:79%(前日比+5%)10月5日 新規買い指数** :-2%(前日比-7%) 日経コールの利食い売り多い。資源株コール、金リンク債コール、銅リンク債コールの取引も増える。 (疑心暗鬼な株高ですね。) フィスコの村瀬氏、イライラかな? 煮え切らない相場展開が続くのか? 調整が続く商品市場から株式市場への資金シフトであり、出遅れ物色と言うよりは強い動きをみせているところに集中。 強いセクターの中での出遅れ銘柄などは有効であろうが、下落基調にある銘柄の割安感を手掛りにするのは割り切りスタンス。 TOPIX型にシフトするようであれば、個人投資家も動きやすくなるとみられるが、現在の225型優位の流れが続いてしまうと、機関投資家の好む銘柄であるため、日経平均だけ強含んで、保有株式はパフォーマンスが上がらないといった、煮え切らない相場展開が続く。 これはファンド筋にとっても同じであり、パッシブファンドなどは逆の意味で、高いと思っていても国際優良株を買わないといけない状態。それ以外のファンドはTOPIXの弱い動きで買いづらいと言ったところか。 なお、今晩の米雇用統計を受けたNYダウの動向で、225型継続、もしくはTOPIX型への移行の動きが判断できるかもしれない。日本は祝日で月曜日は休みとなるため、週明けのNYダウの動向も合わせてチェック。 (確かにいえている感じで、新興株に資金が流れていない) 朝の外資系証券の注文状況は、売り3450万株、買い3470万株、20万株の買い越し。 寄り付き前の注文で、主な売越銘柄はキヤノン20万株、アステラス17万株、日産自15万株、双日12万株、東芝11万株、ニッシン10万株、インボイス3860株、ヤフー1690株、ドコモ1150株など。 一方、主な買越銘柄は野村53万株、ソニー20万株、ソフトバンク16万株、コマツと住友商がそれぞれ12万株、オリックス5550株、三菱UFJ1770株、みずほFG220株 後場寄り付き前の注文で、主な売越銘柄は東芝14万株、インボイス1340株、ヤフー760株、りそなHD380株。 一方、買い越しでは野村18万株、URBAN10万株、オリックス9280株、NTTドコモ2160株、SBI150株、NTT120株 アナリストの視野から見た電機業界は? by 三菱UFJ証券の石野氏 東芝やエルピーダメモリは、投資判断に長けた社長がいるので、半導体などの価格変動の影響で業績が波打つとしても、企業基盤としては安定的。 NAND型フラッシュメモリーの状況は、韓国メーカーで米国企業からの注文がキャンセルになり、市況が軟化、東芝の7−9月期は未達かもしれないが、年間では大丈夫。 市況性の強い商品なので、多少の変動はあるが、今後も成長商品であることに変わりないので、半導体事業は年間で1000億円くらいの利益を見込める。 日立製作所は、投資判断を早くしたり、投資額を大きくすることが苦手で、薄型テレビやハードディスクで厳しい状況。 NECエレクトロニクス 前年度の営業赤字から今年度は黒字化の予想だが、黒字化しても、水準論としてどうか。 工場稼働率が9割超えても利益が上がらないのは、ビジネス的に問題を抱えているからだ。得意とする液晶ドライバーは価格競争にさらされて難しい。 富士通は、三重の半導体工場が『ゲームランド』と呼ばれるくらいゲーム各社に頼りにされている。HDDでも身の丈にあったビジネスをしており、収益が安定。 薄型テレビの動向は、画面サイズや販売地域、液晶かプラズマかで競争状況が違う。今年度はよい会社と悪い会社がはっきり出る。米国のクリスマス商戦では、32インチの液晶テレビが価格下落で10万円前後まで値下がり。 シャープは、日本では液晶テレビで5割近いシェアを持つが、米国では日本での商法が通用しておらず、シェアは1ケタの低いほうに止まっている。 プラズマは、液晶に比べフルHD化のコスト高なため、ソニーとシャープは、フルHDで攻勢をかけて、プラズマ主体の松下電器に対抗。また、製造コストでガラスの次を占める銅価格上昇がコストアップ要因となっている。 ソニーのテレビ事業は、フルHD液晶テレビの利益率が高いため、今期は確実に黒字化するが、リチウムイオン電池の発火問題では、社長や役員が退任するかどうかにいくと思う。 ソニーは、ビデオカメラ、携帯電話、パソコン、ウォークマンなど電池につながったビジネスに強い。その垂直統合モデルを揺るがすような話。 (また、東芝のWH社への出資問題(丸紅が採算を問題視し出資を止めた件)が、発覚する前のコメントです) ○が、東芝、エルピーダメモリ、富士通 △が、松下電産、シャープ ×が、ソニー、日立、NECエレクトロニクス オリックス 米メリルリンチ証券が、5日付で「世界景気は減速、特定分野は堅調」とするリポートを発行。特定分野から恩恵を授かるとして世界で28銘柄を取り上げ、日本株ではオリックスと三菱UFJを有望視している。 今更、買えませんよね。(SB、三連休前に、逆日歩が0.05に落ちましたね。)
by mytam
| 2006-10-07 13:54
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