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水を差した、日銀。
昨晩、NYダウは、12000ドルを一時突破したが、米半導体株指数の下落により、43ドル高の11992ドルで、終えている。
 米半導体株指数をもろに受ける、ナスダック市場は、マイナスで終えているが、真の理由は、円キャリー取り引きの調査強化との話が、日銀から漏れため、ヘッジファンドの一部が、潮目が換わると思い、売却したためとの話が飛んでいる。
 日経平均、反落し102円安の16551円で取り引きを終えている、ロウソク足は、両足の陰線包みで、5日線を割り、トレンドは弱気に転換したと思われる。
(外人買いは多いと思われるが、利益確定に押されたのかな??)

eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:56%(前日比-15%)10月18日
新規買い指数** :28%(前日比+8%)
別株コールの買い多い。ここ数日プットの売買が相対的に減少したためプット・コールレシオ急低下。
(トレンドとしては、中立と思うけど、レシオ値は、強気を示している?難しい)

フィスコの村瀬氏は、出遅れ銘柄でも業績に裏付けのある銘柄にシフトにと

 日経平均は反落。半導体関連株が弱い動きとなり、主力大型株への利食い優勢の流れが続いており、日経平均の上値を抑え、100円を超える下げとなったが、東証1部の騰落銘柄は値上がりが1000を超えている。
 問題は、TOPIXが9月高値を超えられない状況。
参加者の意識は新興市場の出直りと仕手系色の強い低位材料株などへ向かっている。ただ、新興市場、低位材料株も次第に絞り込む動きが出てきており、値ごろ感からのリバウンドは一巡。
 そのため物色は次第に今後本格化する決算発表を意識し、同じ出遅れ銘柄でも業績に裏付けのある銘柄にシフト。
(ソニー、日産は売りですね。東洋電機製造は、仏のTGVの思惑かな?)

朝の外資系証券の注文状況は、売り2850万株、買い4510万株、1660万株の買い越し

寄り付き前の大口注文で、主な売越銘柄は日産自16万株、NIS14万株、三菱UFJ520株など。
一方、買い越しで目立ったのはソフトバンク43万株、URBAN37万株、ラサ工業35万株、ホンダ14万株、トヨタ11万株、野村11万株、SBI1万7060株、ヤフー3120株、インボイス1320株、JT390株、NTTドコモ320株、みずほFG300株

後場寄り付き前の注文で、主な売越銘柄はりそなHD470株、ヤフー300株、NTTドコモ220株など。
 買越銘柄はサンテレ82万株、SBI1060株、カブコム360株

■10月第2週(10月10日~10月13日)の投資主体別売買内容
          現物   日経先物   TOPIX先物    差引
   自己     1241     -2493      -116    -1368
   外国人    1461     2692      420    4573
   投信      218     -200       62     80
   生損保     -87       3       16     -68
   都長地銀    -64       5       1     -58
   信託銀行    12      -3      -388    -379
   事業法人    -16      -42       4     -54
   個人     -2412       -       -    -2412
(これを見ると日経平均が上り、トピックスが低迷しているのかが判ります。)

日立ハイテク 110円高の3740円。 5日続伸。06年9月中間期の連結純利益が前年比70%増の130億円になったようだと発表。
市場では、「驚きには乏しいが好業績が確認できる内容で、通期も上積みとなる可能性は十分にあり、07年3月期の収益を基にしたPERに割安感は乏しいが、08年3月期ベースでは4000円超の水準も説明できる」との声もあり。

イオン 85円安の2700円。チャートの割りには、底固い動き。
日経のコメントでは、約2000億円の公募増資により、発行済み株式が最大で約1割増え、需給悪化や1株当たり利益の希薄化に対する懸念より売られたとあるが、売り方も、貸借倍率を見ると寒気が出ると思われる。2700円を割れるかが勝負と思うが、明日は、金曜日で、空売りの清算が有ると思うので、逆行高かも?
(アイランドから1割の下落としたら、2700円前後で、妥当な線と思うが)

カブドットコム証券 16000円高の224000円 全般的に、ネット証券株は高め。
運営するPTSを利用した夜間取引での売買代金が、ソフトバンクや楽天などの売買が膨らみ前日18日は1億7900万円と、9月15日の取引開始以来の最高に膨らんだことから大幅高になっている。

HOYA 150円安の4600円。06年9月中間連結決算を発表し営業利益が中間期過去最高、しかし、主力のエレクトロオプティクス事業の利益率が低下している。
同事業は液晶用大型マスクを手掛けており、液晶用部材の採算悪化を示している。
このため、液晶関連会社の日東電工や、旭硝子などが連想売りのターゲットになった。
市場は、液晶用部材の収益性低下に対する警戒感が強く、最近は積極的な買いが入りづらい状況が続いているとしている。
(期待していたHOYAの決算で躓き、液晶関連はマイナスイメージになりつつある)

楽天 4050円高の50300円。2日間連続のST高。大きい玉でかなり買われているので、どこかの機関投資家に何か思惑があるのだろうとの話と、いま主力株から新興市場に資金が移行している。ジャスダック市場だけやや出遅れている感はあるものの、3市場とも回復基調に入ったと見ていいのではないかとの声がある。
by mytam | 2006-10-19 21:45
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