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日経平均、575円の暴落
先週のCMEの下落を受け、日経平均初値から、17000円を割り、それから続落。為替は、1ドル=115.23円台と円高、キャリートレード解消との思惑で、先物が大量に売られているが、現物株の方の下落率が低く、逆さやになっており、裁定解消に結びついてない。
 背景として、この下落の現実を受け止めずに、一時的なもので株価が急回復すると思い、押し目買いをする人が多い点と、企業業績が好調な点が上げられるが、今日の新日鉄の急落で、夢模様^^;。
 
 BRBの東保氏は、
目先は、この流れに逆らっても、スタミナを消耗するだけか?
投資家としては、我慢が必要な時なのだろう。皆が弱気に偏れば反発に転じるのは、相場の常。今は「皆が弱気一色になる」のを待ちたい。とのこと。
 
 日経平均のロウソク足は、窓を空けた陰の寄り付き坊主、ボリンジャバンドは、-2δを下抜き、一目均衡表の遅行スパンで、辛うじて留まり、多少の希望はありますが・・・、難しいですね。寂しい限り。

 eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:33%(前日比+5%)3月2日
新規買い指数** :59%(前日比-1%)
住友鉱CALLの売買活発。鉄鋼株CALLの買いも高水準。
(レシオ値から推測すると、反転時期は、彼岸すぎかな?)

フィスコの村瀬氏は、トレンド維持ならば反転が期待されるところ

 日経平均は大幅続落。先週末のNY市場が弱い動きをみせ、シカゴ225先物も大証比300円近い下げとなっていたため、少なくともシカゴ先物のレベルや1月安値レベルまでの下げは想定されていた。
 しかし、一向に底打ちムードが出ない状況が続く中、新日鉄が一段安をみせた辺りから、全体的に見切売りが強まった。
 サポートとして意識されていた26週線を割り込んだほか、一目均衡表の先行スパン下限を下回る場面をみせている。
 これまでの下げでは売り優勢後から押し目買いによって切り返す銘柄も多かったため、下げているとは言え陽線を付けていたことから、市場のムードは日経平均の下落ほど悪くなかった。
 しかし、想定していた下限レベルで膠着した後に、次々とサポート部分を割り込んでしまっているため、本日の下落は相当需給を悪化させた感はある。特に新日鉄の本日の下げは2月28日の774円まで下げた時よりも数段質が悪い。再編を手掛かりにした買い意欲は根強く、依然として25日線を上回っている状態であるものの、慎重ムードが強まりそうである。
 また、さすがに直近の急落はオーバーシュート気味であるほか、一目均衡表の先行スパン下限レベルまでの一気の下げにより、一旦はリバウンドの流れが出てきそうであるが、26週線、2月安値17199円辺りが上値抵抗線として意識されてしまいそうである。
 昨年6月安値を起点とした上昇ボックスレンジを形成しているが、2月高値レンジが丁度ボックスの上限、一方、本日までの下げでボックス下限に到達している。このトレンドを維持するのであれば、反転が期待されるところ。反対に、トレンドを下回ってしまうと、昨年11月安値レベルである15700円処が週足ベースでの雲上限であるため、最悪この水準を意識しておく必要が出てきてしまう。

 朝の外資系証券の注文状況は、売り3180万株、買い1790万株、差し引き1390万株の売り越し

 前場寄り付き前の注文で、主な売越銘柄は三菱自193万株、双日149万株、住金124万株、新日鉄115万株、日立造68万株、トヨタ62万株、日産自48万株、三菱商46万株、ホンダ41万株、ソフトバンク33万株、ソニー28万株、キヤノン27万株、SBI7380株、NTTドコモ5470株、日本駐車場5010株、みずほFG3280株、ヤフー2700株、三菱UFJ2320株

 後場寄り付き前の注文で、主な売越銘柄は新日鉄26万株、ソフトバンク20万株、双日16万株、三菱自13万株、日本駐車場1750株、NTTドコモ1270株、ヤフー690株、インボイス590株、SBI360株、みずほFG330株など。

 一方、買い越しで目立ったのはニイウスコー630株

楽天 4900円安の53600円 仕手株顔負けの乱高下。
 マザーズ指数は節目の1000Ptも割り込んみ、新興市場銘柄には押し目買いも乏しく、まだまだ下値はあるとの見方から、個人投資家の投げ売りが出ている模様。TBSと交渉が、纏まらなく、TBS株式の下落も重なり、売られている面も。

トヨタ自動車 250円安の7460円 円高か影響し、大幅下落。
 昨年末の日銀保有株売却価格は6800円台、ここに来て、利益確定売りが出ている模様。米国のポールソン財務長官の来日が、一つの目安になると思われ、流れが変わるとを期待したい。(日産、業績不振で、為替差益の恩恵が・・・、厳しいですね)

武田薬品 30円高の7980円 本日の日経平均銘柄で唯一の上昇株。
 医療関連は、世界景気による収益の影響がなく、ディフェンシブ銘柄として物色された模様。このことは、まだまだ、押し目買いがあるということで、反転は、まだまだ先と言うことかな??

ソフトバンク 175円安の2565円 この株、貸借倍率が、0.86倍と妙値でフィスコの
推奨株だったんですよね^^;
 そのフィスコが、雲上限の攻防。一段安となり、一時1/26以来の2600円を割り込んでいる。これにより一目均衡表の先行スパン(雲)上限に接近してきている。遅行スパンは下方転換シグナル発生となりそうであり、雲上限をサポートとなるかが注目されると。(貸し株の清算が、3月末との事、売りが勝つかどうかですね?)

野村・HD 140円安の2340円 日経平均が、暴落すれば、証券株も叩かれますね。
 ロイターでは、世界的な株安の流れを受けて、日本市場でも日経平均が1万7000円を割り込み、証券株が軟調とのこと。
 背景には、日興問題もあると思われる。
イー・トレード証券、SBI・HDも大幅下落。SBIは、買いと思いますが・・・。
by mytam | 2007-03-06 07:40
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