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NY、ダブル・ボトム。
FRBの金融政策、引き締めとの文言を削除しただけで、約150ドル上昇し、12447ドルとなり、ネックラインの12350ドルを越したことで、テクニカル的には、12750ドルは期待できる形になっている。
 違う意味では、FRBの文言のみで、株式市場が活性化し上昇するのは、資金の流動性が高い事を示し、FRBの政策次第では、株価の最高値更新も夢で無いことを表している。サブプライム問題と円キャリートレード解消との思惑で、投資マインドは低下していたが、今回の文言削除での上昇により、心理状態が改善され、下値を気にせずに買っていくと思われる。
 東京市場、FRBのサプライズしか言いようが無い上がり方で、ネックライン(幻のSQ値)の17300円を窓を空け上昇し、256円高の17419円。
 此方もダブル・ボトムを形成し、25日移動平均線を回復しているので、目標値として17930円が期待される。ロウソク足は、頭を抑えられた形の陽トンカチになっているが、MACDも陽転し、一目均衡表も先行スパンから脱出し、強気なトレンドを形成している。週足も、明日次第ですが、先週の陰線包みに対し、陽線包みを形成し、リカバーしている。

 eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:33%(前日比+1%)3月20日
新規買い指数** :51%(前日比+0%)
新日鐵CALL、ヤフーCALLの取引多い。夜間は事故報道がらみで信越化学PUTの取引活発。

フィスコの村瀬氏は、期末・週末要因で資金の逃げ足は一段と早まる可能性

 日経平均は大幅続伸、米国市場ではFOMC声明の内容が評価されてダウ、ナスダックともに大幅続伸。
 日経平均、寄付き段階で3月12日の戻り高値17325.45円を突破して始まった日経平均は、一時17489.19円まで上げ幅を広げていた。抵抗線として意識されていた均衡表の雲上限17384.49円、基準線17416.65円や、25日移動平均線17412.95円などを突破。
 日経平均は結果的には抵抗線として意識されている水準で取引を終えた格好であるが、期末接近でポジションを取りづらい状況を考慮すれば、上出来。
 東証1部の値上がり数が全体の9割近くで推移し、やや焦点ぼけとなった面もあるが、新日鉄、日立が強い動きをみせており、基本的には再編関連の循環物色が継続していることになる。
 短期需給が中心であるため、売買代金、売買高などが膨れてくるまでは、これまで同様、値動きの荒い展開が続くとみられるが、明日は3・9月決算物の最終売買日となるほか、週末要因もあり、資金の逃げ足は一段と早まる可能性が高いため、押し目買いスタンスに徹したい。
 なお、テクニカル面では、均衡表の雲が上方へ向かうため、ハードルが高くなるものの、これを上抜けた意味は大きい。今後10営業日程度で雲は18000円近辺まで上昇するため、これに沿った上昇というよりは雲の中に入ってしまう可能性の方が高いが、現在の水準をキープすることにより、13営業日後には雲は17400円レベルに落ち、その時点で雲上限の突破もある。
 また、遅行スパンも急落価格帯水準にくるため、上方転換シグナル発生も可能である。タイミング的には4月1週から2週辺りか。なお、今後3/12戻り高値をキープすることが前提であるが、方向性としては、世界同時株安で空けたマドを埋めに行くことになる。 

 外資系証券の注文状況は、売り3270万株、買い3660万株、差し引き390万株の買い越しと。
          売り     買い 金額ベース(売り:買い)
M・S      300万株 300万株 1.0:1.0
G・S      90万株 300万株 1.0:1.2
C・S FB   220万株 320万株 1.0:1.1
UBS 830万株 840万株 1.0:1.0

前場寄り付き前の注文で、買越銘柄は新日鉄82万株、ホンダ44万株、ソフトバンク39万株、トヨタ38万株、双日33万株、日産自26万株、三菱商とコマツが22万株、ソニーとセブン&アイが19万株、キヤノン14万株、NISとイオンが11万株、東電と住友商が10万株、NTTドコモ5490株、SBI3930株、みずほFG1820株、ヤフー1430株、インボイス1400株、三菱UFJ1360株、三井住友FG1050株、ニイウスコー210株。

一方、売り越しは目立った銘柄がなかった。

 後場寄り付き前の注文で、主な買越銘柄は東芝12万株、オリックス2470株、ヤフー670株、みずほFG440株、SBI390株、NTTドコモ150株。

 一方、主な売越銘柄は野村11万株、日立10万株、インボイス710株、ニイウスコー280株。

信越化学 80円高の7340円 何故?上昇ですか?・・・・・。^^;
工場事故による業績への影響は軽微との思惑で、踏み上げの形で買われている。
 爆発が起きた直江津工場から出荷されるメチルセルロースの売上高は、年間200億ー250億円。操業再開の見通しは立たたないが、金川社長は「当社全体の売上高は1兆2900億円ほど。多少減るかもしれないが、ほとんど影響は受けない。収益についても影響はない」と回答している。
 フィスコでは、今日の上昇を。3営業日続伸で25日線を突破。工場爆発の影響を警戒してか下げに転じる場面もみられていた。ただ、相場全体の強い流れによるインデックス買いの影響から強含んでいるようだ。なお、みずほ証券では、業績への影響は軽微と推定、投資判断「2」を継続としている。

富士通 26円高の797円 これも訳の判らない株価・・・^^;
 NYダウの高騰をうけ、インデックス買いの影響での上昇?、テクニカル的には、DMIを見ると売りで、今のネックライン(750円)を下ブレすると抵抗線は、600円前後と見てますが。
GS証券、投資判断を変えず、「中立」継続、目標株価950円→860円 。
 市場関係者のコメントとしては、「三洋電機の問題から始まった会計厳格化の動きは中長期でみれば悪いことではない。富士通の株価はある程度下がっており割高感はなかった」として、今日の値動きを肯定的に見ている。
(しかし、2750億円の赤字、来期は、反動かもしれませんが、嫌ですね。)

日立製作所 26円高の879円 HDDの工場リストラとの事で、大幅上昇。
 今回のリストラで、本格的にグループ再編に動き出したとの思惑とM&Aの思惑も重ね上昇に結んでいる。
また、市場では、「これまで信用売りもかなりたまっていたため、売り方の買い戻しも上げに弾みを付けているようだ」との声も。
 テクニカル的には、今日は900円で頭を抑えられた形で、上ヒゲが目立ちますが、DMIを見ると強気なトレンドを形成してますので、業績の割には強気なトレンド継続。

三井不動産 40円高の3400円 土地の公示価格発表(今日の引け後)前で、堅調な動き。
 市場では、「オフィス賃料の上昇などから見ても、公示地価への上昇期待感は高い。不動産株は公示地価発表後は利益確定売りに押される可能性もあるが、中長期的には上昇基調を保ちそうだ」との期待の声が多く、「不動産株の中でも、都心にオフィスなど物件を抱えた大手不動産株は特に地価上昇によるメリットを受けやすい」と強気な見通しを持つ市場関係者が多い。
(明日、出尽くし感で売られることは、無いと思うが、売られたら勝負所。)

中外製薬 30円安の2950円 インフルエンザ薬、タミフルの副作用疑惑で、下落。
更に、厚生労働省が20日、「10歳以上の未成年患者には原則として使用を差し控えること」と発表している。
 ただ、市場筋では、「タミフルのリスクを再認識させた悪材料であることは否めないが、中外薬はタミフル以外にも多くの医薬品を抱えており、今後は抗がん剤の立ち上がりも期待されている状況。冷静に中外薬の全体の収益構造を見極める必要はある」と冷静な声もある。

 今日は朝一の成行き買いで、大失敗^^;、SUMCO、ブリヂストン、カブドットコムなど。
 昼の時点で、東芝買いの日立・富士通売りのスプレクトを考えていましたが、朝の高値攫みでメゲて中止、流石に、昼の時点では日経平均の先物を買う気にはなれませんでしたが、逆に、勝負時だったかも知れません。
by mytam | 2007-03-23 07:48
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