4月入りの3日間で日経平均、折り返し約500円幅の上下変動、日々トレンドが転換する動きでが、週足で見ると右肩方向の動きに見え、底堅い動き。
NYダウが128ドルも上げ、また、為替が円安・ドル高に振れ、1ドル=118円台で安定し、朝の外人買いが、1000万株以上の買い越しとの上げの3条件が揃った中でのショートカバー、日経平均17500円を越したと思われ、明日以降は、今日の様なサプライズは、中々期待し難い。 eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:37%(前日比-3%)4月3日 新規買い指数** :58%(前日比+2%) 新日鐵CALL、日立CALL、富士フイルムCALLの取引活発。円急落で米ドル高型の取引膨らむ。 フィスコの村瀬氏は、まず上を想定もTOPIXの動きには注意 日経平均は大幅続伸。3日の米国市場ではダウ、ナスダックともに大幅続伸となり、シカゴ先物は17400円を超え、日経平均は、17400円を回復して始まり、先物市場での 断続的な大口買いの影響で、後場半ばには17576.51円と、戻り高値を突破。 日経平均は注目されていた均衡表の雲下限および基準線を捉え、その後は同レベルをサポートに強い動きをみせている。 戻り高値レベルで足踏みとはなっているが、基本的には基準線から3/12高値レベルをサポートできれば、週末には遅行スパンが上方転換シグナルを発生させる可能性がある。 また、5日線が上向きになり25日線とのデッドクロスを拒否。明日も横ばい若しくは上昇できれば、下降している25日線を横ばい若しくは上向きに転じる可能性がある。 これらから、テクニカル的にはまず上を想定しておきたい。 一方、TOPIXが弱い。3/26時点で3/12の戻り高値を超えられなかったほか、本日の上昇でも3/26高値にはまだ距離がある。 やはりTOPIXが強い動きをみせられないと本格的な強気相場に回帰するとも考えづらく、25日線を捉えてきている大手銀行株の動向などが注目されよう。 また、値がさハイテクやトヨタなど国際優良株が強いとは言え、チャート形状では銀行株とさほど変わらない状況であるため、先行きを占う上でも時価総額上位銘柄の動きには注視したいところ。 朝の外資系証券の注文状況は、売り4030万株、買い5200万株、差し引き1170万株の買い越し。 前場寄り付き前の注文で、主な買越銘柄は新日鉄217万株、三菱重150万株、日立100万株、東芝92万株、不動テトラ76万株、ホンダ41万株、トヨタ38万株、三菱商28万株、日産自とキヤノンが27万株、イオン24万株、ソニー23万株、ソフトバンク22万株、野村21万株、セブン&アイ12万株、ヤフー4500株、NTTドコモ4230株、SBI1830株、三井住友FG890株、みずほFG340株。 一方、売り越しでは東洋建170万株、NIS28万株、インボイス1390株 後場寄り付き前の注文で、主な買越銘柄は東芝32万株、みずほFG580株など。 一方、主な売越銘柄は双日15万株、インボイス3970株 三菱レイヨン 30円高の790円 MSの投資判断の格上げで、大幅上昇。 モルガン・スタンレー証券が、投資判断を新規に「強気」とし、目標株価を972円に設定。 同証券では、情報材料などのMMA事業と炭素繊維事業が牽引役となり、増益ピッチが加速すると予想。 また、株価バリュエーションはPER15.7倍と同業他社比で低位にとどまっており、炭素繊維や情報材料の収益拡大を織り込んだ水準とは考えにくいと指摘。 ファーストリテイリング 590円高の9360円 3月既存店売上UPで急上昇。 昨日の売上高を発表で、3月は天候が悪かった中、既存店売上高は前年比7.4%増となり、3ヶ月連続で上昇した事を好感している模様。 市場では「天候不順の影響が懸念されていただけに、想定を上回る売上実績が発表されたことはサプライズ」と、NHKの「経済羅針盤」に、会長が出演する予定で、放映に向け今週は思惑買いも入るのではとの声も?。 オーエスジー 48円安の1690円 野村証券の格付け変更(2→3)で、逆行安。 フィスコでは、軟調、一時年初来安値に急接近する。野村が投資判断を「2」から「3」に格下げしており、売り材料視される格好へ。韓国向けの伸び悩み、北米におけるビッグスリーの減産などを背景にして、業績予想を下方修正している模様。 経常利益は従来の野村予想172億円から155億円、前期比3.7%増益へ減額へ。 東京スター銀行 2万円高の39万5000円 「ローンスターが株売却」で続急伸?。 フィスコでは、大幅続伸。前日は取引時間中に、ローンスターが株式を売却、複数の外資ファンドが名乗りと一部伝えられ、上昇後に売買停止措置が取られた。すでに二次入札に進んでいる模様ともされており、本日はあらためて再編の動きに期待する動きが優勢。 (売却価格としては、当初、1株45万円程度の売却価格を提示していたのに対し、買い手側は同40万円程度で打診している模様。) 日東電工 330円高の5520円 日経で、液晶用フィルムの事が報じられ、また、ドイツ証券の投資評価格上げで、大幅高。 フォスコでは、前日に発表された月次動向を受けて、ドイツ証券では投資判断を「SELL」から「HOLD」に格上げしている。3月の液晶関連の受注金額は下期で最も大きくなった模様で最悪期は遠ざかったと指摘している。ここまでの株価調整に伴い、08.3期の減益はある程度織り込んだとも。 (ただ、ドイツ証券の目標株価は、4600円継続、2割以上株高状態。)
by mytam
| 2007-04-05 07:54
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