NYダウが最後にコケ、14ドル安になったため、日経平均、8円安と小幅下落、ロウソク足は、両足均等の小陽線で、迷い線を形成。ただ、下ヒゲは5日平均線にサポートされた形で、底堅い動き。明日は、金曜日で最後は売られると思われるが、再度、ボリンジャーバンドの+2δオーバーに挑戦を期待。
NYダウの小幅下落は、FRBの黄門様のグリーンスパン氏が、中国株は、いずれ劇的な収縮が起きると懸念を表明したため、市場が2月の講演後の悪夢を思い出し、軟調。 丁度、中国の呉副首相とポーロソン財務長官との会談の目玉、外国人による中国株への投資枠を現行の100億ドル→300億ドルに拡大する事を合意を発表。 これに、冷水を浴びさせた訳ですから、中国企業のADRは軒並み下落、ただ、合意が履行されれば、海外からの投資マネーが中国に流入するわけですから、中国市場の株価は上がると思われる。 問題は、再度日本株に流入始めたヘッジファンドの資金が、中国株に連想されグリーンスパン氏の警告を受け止め、縮小するか?ですね。 eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:26%(前日比+3%)5月23日 新規買い指数** :50%(前日比-7%) 個別株CALLの利食い売り多い。夜間はスクウエア・エニックスCALL・PUTの売買活発。 フィスコの村瀬氏は、2極化の流れ、絞り切れない面も 日経平均は小下落。23日の米国市場では高値警戒感が高まる中、前FRB議長による中国株リスク発言を受けて、利益確定の動きが強まった。 これにより日経平均は小反落で始まった後もじり安基調が続き、一時17606.56円と17600円割れ寸前まで下げている。 上海市場はB株が8%を超える下げとなり、総合も下げに転じたことが嫌気されるものの、下を売り込む向きも限定的。 日経平均は、ボックスレンジの上限を一気に上放れるには手掛かり材料に欠け、大引けにかけては利食いに押された格好。 昨日相場を主導していた銀行株は、利益確定の動きから高安まちまちで、武富士などノンバンクなども反動安となっている。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が終日1000を超える状況であったが、規模別株価指数では大型株指数のみがプラスとなるなど、JT、トヨタ、ホンダなどが全体を下支えしている。 米国市場や上海市場の動向が気掛かりとなっているが、基本的には参加者が限定的であるほか、2極化の流れが続いているため強い銘柄などへの短期値幅取りの動きが中心となっている影響。 前日までのリバウンドで日経平均、TOPIXともにボックス上限レベルを捉えていたこともあり、一先ず利益確定の動きが出やすいところであったが、今回はこれまでの225型優位の展開からTOPIX型の巻き返しがみられてきているため、すぐさま戻り売りというよりは、ボックス上限突破を意識したやや強気のスタンスとしておきたい。 朝の外資系証券の注文状況は、売り3390万株、買い2920万株、差し引き470万株の売り越し。 寄り付き前の注文で主な売越銘柄は、九州親和HD488万株、山水電316万株、コマツ23万株、NIS11万株、SBI2270株、三菱UFJ840株、みずほFG610株など。 一方、買い越しは三菱商14万株、トヨタとホンダが各12万株、キヤノン11万株、オリックス2万5320株、日本駐車場1140株、NTTドコモ1000株、ヤフー450株、りそなHD220株など 後場寄り付き前の注文で、主な売越銘柄は九州親和HD3233万株、NTT350株、りそなHD240株、リソー教育200株、NTTドコモ130株、SBI120株。 一方、主な買越銘柄は三井住友FG730株、みずほFG380株。 JT 2万8000円高の60万8000円。メリルの「中立→買い」に格上げで大幅高 投資判断を引き上げ、目標株価を82万円に設定。 リポートでは「英ガラハー買収により、成熟産業の中での成長企業へと変化していくことが期待される」と評価。 また、直近の信用倍率が0.62倍と売り長状態にあり、これも好感されている。 スクウェア・エニックス 225円高の3110円 三菱UFJ証券の投資評価格上げで大幅高。投資判断を「4→2」へ一気に2段階引き上げたことで買い戻される展開。 「会社予想数字は慎重であり、ゲームソフト事業などの予想収益の増額修正余地はある」とし、08年3月期の連結経常利益を従来予想の213億円→246億円、09年3月期は290億円→337億円にそれぞれ上方修正。 また、08年3月期の予想連結PER20.9倍は、業界平均の25倍と比較するとやや割安な水準にあると指摘している。 日立製作所 22円高の888円 日経新聞では欧州電力から大型石炭火力発電所3基を受注したと報じられ、大幅高。 昨日も米国でGEと組んで原子力発電所を受注したと報じられ、相次ぐ好材料に素直に反応している。 ただ、上値にはシコリも多いと観測され、25日移動平均線を超えられるか注視されている。 京セラ 100円高の11830円 一時的に前日比210円高の1万1940円まで上昇し、年初来高値を更新。 市場では、特段目立った買い材料はなく、「直近でソニー、TDKなど国際優良株を循環物色する流れで買われている」との声も。 また08年3月期は携帯電話やゲーム機向けの電子部品が好調に伸び、経常増益を見込み、株価はすでに高い水準だが「さらに上値を追う展開が考えられる」との思惑も。 エルピーダ 260円高の5050円 「DRAM価格に底入れ感」の思惑から反発。 PC向けDRAMの大口価格は下落が続くものの、主力である512メガバイト品の平均スポット価格が今月12日を底にじわじわと上昇。 米国の新学期に当たる9月には再びパソコン需要の拡大期で、DRAM価格は近く回復期に入るとの見方が急浮上。 (単に思惑だけとの話もあり、PC向けDRAMのスポット価格の動向を注視) オリックス 900円高の32000円 連日の乱高下、今日は5日平均線を回復。 フィスコでは、パチンコ事業者向けの営業貸付金に関してプレスリリースを行なっている。足元では、パチンコ業界向けの融資に対する警戒感が高まっていただけに安心感を高めさせる状況。 パチンコ業界向けの営業貸付金残高は前期末で2751億円、1社への残高は最大でも100億円以下であり、大部分は担保で保全されているとしている。 (新興市場株、顔負けの連日の乱高下、事業内容は堅実なので問題はないと思われるが?)
by mytam
| 2007-05-25 07:48
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