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薄型TV,価格競争へ。
先週の9日、日銀の福井総裁、デフレは克服したと言う事で、量的緩和解除したが、早くも、薄型TVで、デフレスパイラルの足音が出てきた。

松下電産は、プラスマデスプレイTVの価格を、07年初頭にも現在より約4割安い1インチ当たり5000円の製品を発表する見込み。(日経3・12)
半導体数の削減とプラスマデスプレイの量産効果で37インチTVの価格を20万円を切る商品を出す。(現在は、1インチ当たり約8000円程度)

日経では、プラスマTVで、世界首位の松下が、価格競争を仕掛けるのは、体力勝負に持ち込み、拡大する市場を一気に押さえ込む計画としている。

シャープの町田社長は、価格に言及するつもりは無いが、液晶も対応できるように力をためておくと発言し、07年中に3500億円の設備投資を計画。

ソニーも、サムスン電子と液晶パネルでの合弁工場に、更に追加投資をし、これに対応する計画で、液晶TV大手のフィリップスも、LG電子と合弁工場の増設にて、答える見込み。

松下電産の発表でなく、日経の記事だが、薄型TVの販売に多大な影響を与える。
TVは、年二回新商品を発表するが、07年まで販売が弱含みになってしまい、前倒しで価格低下を招いてしまう。
(1年買うのを待てば、新商品で3割安くなる事が判れば、誰が買いますかね?)
非常に問題が有る記事、特に販売好調な、販社としては、価格が下がらなければ、薄型TVの販売が大幅に低下するかも?

この価格破壊で影響を受けるのは、日立製作所、東芝、パイオニア、船井電機、ヤマダ電機、日東電工など、幅が広いと思われる。
ただし、視点の違いでG・S證券は、キヤノンに関して、SED延期により、コスト高の製品を出して損失を拡大するというシナリオがなくなったことは株価にはポジティブとしている。アナリストの取り方により、見解が変わります。
パイオニア、仕手化??日経平均と逆行した株価は?不思議ですね。

明日の注目株は、ソフトバンク、トヨタ、ニツサンと松下。
ソフトバンクのボーダフォン日本法人買収交渉は、米国系の投資ファンドが横槍を出し、長引き、価格帯も上がりそうな感じ、株価も弱含???
by mytam | 2006-03-12 18:14
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