前評判より、野党の民主党有利との下馬票どうり、米下院は過半数を獲得し、上院でも過半数に迫っている。
日経新聞のまちがどでは、中間選挙での政権与党の勝敗と投票翌日の日経平均の暴落は連動しているとの経験則があるようです。 背景には、政権与党が負けると経済や貿易政策が変わるとの懸念が生じ、これが米国景気の不透明感につながり、輸出関連株の売り材料になる模様。 日経平均、両ヒゲ大陰線で、177円安の15215円と中間選挙当日から下落し、5日線を再度割り込み下落トレンドの突入、明日暴落なら、11月のSQの裁定は、16000円の攻防となってしまう。 (日経先物の売りは、野村が19100枚と過去最大規模に膨れて、SQ後の反発に期待) eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:50%(前日比-3%)11月7日 新規買い指数** :33%(前日比-7%) 前場は日経プット買い、個別株コール買い目立つ。後場以降、コールの利食い売り目立つ。 eワラントメールマガジンのキャシー・松井は、 1、設備投資関連および景気敏感セクターに引き続き重点 市場では値動きの荒い展開が続く可能性があるが、好調な中間決算発表と資金フローの改善が株価を下支えしよう。設備投資関連と素材の一角のオーバーウエートを継続したい。テクノロジーでは一部のセクターのポジションをオーバーウエートから引き下げる。 2、セクター・ウエートの主な変更点 機械、インフラなどの設備投資関連セクターと商社、鉄鋼/非鉄な どの景気敏感セクターを引き続きオーバーウエートとする。テク ノロジー・セクターでは、最近のマザーボードの需要低迷の兆候を 受けて、産業用電機(半導体製造装置を含む)をオーバーウエート からニュートラルに引き下げる。 山川哲史(エコノミスト)のコメント 1、設備投資の先行指数である9月の機械受注は、2ヶ月続いた下ブレが収束する。 2、10月景気ウォッチャー調査では、10-12月の個人消費持ち直しが示される。 3、7日(火)の福井総裁講演では、再利上げを念頭においた発言が繰り返される。 4、米国経済が再加速する可能性は低く、07年中は低成長が続く (10-12月に景気減速が長引くリスクが高く、10-12月生産は前期水準を下回り減速する可能性が高い。特に、電子部品・半導体セクターを中心に、10月の生産計画が1ヵ月前の段階から下方修正され、当初想定していた生産計画が大幅な未達となっている模様。同セクターの出荷・在庫バランスは04年同様崩れ始めている。) フィスコの村瀬氏は、トヨタ中心とした自動車セクターのみ TOPIXは、本日の下げで一目均衡表の遅行線が過去の実線を上から下に割り込むといった下方転換シグナルを発生。 先行スパン上限が1595レベルであるため、これ をサポート出来るかを見極める必要がある。これを割り込むと雲下限の1570およ び9月安値が意識される。 日経平均については直近安値水準で踏ん張っており、下方転換シグナルは発生していない。米国市場および連動性の高い国際優良株の動向にかかっている。ただ、好業績銘柄をピンポイントで物色する流れは目立っているため、全体に引きずられて下げる場面では中期スタンスで拾いたいところか。 朝の外資系証券の注文状況は、売り2920万株、買い4380万株、1460万株の買い越し 寄り付き前の注文で、主な買越銘柄はいすゞ499万株、日産自15万株、ソニー12万株、NTTドコモ450株、ヤフー370株。 一方、売越銘柄で目立つのは三菱自18万株、双日11万株、三井住友FG1150株、インボイス950株、みずほFG430株 後場寄り付き前の注文で、主な売越銘柄は、みずほ信52万株、双日20万株、昭電工13万株、ソフトバンク11万株、ヤフー2190株、SBI490株、みずほFG350株、三菱UFJ280株。 一方、買い越しでは、いすゞ26万株、NTTドコモ280株、インボイス170株など。 ソフトバンク 100円安の2340円 06年9月中間期連結営業利益は、前年同期比約25倍の1125億円。新たに連結した旧ボーダフォンの携帯電話事業が566億円利益を押し上げたほか、光ファイバー通信事業や固定電話の低料金事業が営業黒字に転じている。 携帯電話契約者数の内訳を発表し、11月分についても7日までの契約者状況を示している。2万8000件の純増で、そのうち番号継続性による転入は3万6400件、転出は4万3500件。7100件の転出超過だった。番号継続性以外の新規契約は6万2800件、解約は2万7700件だった。 (これは、ネガティヴに反応しそうな、数字ですが、新規契約が増えたのはプラス) KDDI 3000円安の75000円 10月の携帯電話契約数によると、新規から解約を差し引いた純増数は20万500台だった。今回の月間契約数には、10月24日に始まった番号継続制による転入出者分が初めて含まれている。 このうち「au」は35万2600台の純増、「ツーカー」は15万2100台の純減。(KDDIの一人勝ちの感じですが、SBも新規契約も増えています、今後の展開が楽しみ。) ヤマダ電機 880円安の1万0580円 07年3月期の連結売上高を従来予想の1兆4900億円→1兆4816億円(前期は1兆2839億円)に下方修正したことが嫌気され、売られた模様。06年9月中間期の連結売上高は前年同期比14.1%増の6769億円となったが、従来予想の6829億円を下回ている。 これをうけて、メリルリンチ証券が投資判断を「買い→中立」に引き下げている。 サイバーエージェント 14000円安の128000円。前期の経常利益は前の期に比べ38%増の37億2200万円となったが、従来予想の40億円は下回ている。 このため、怒涛の売りが発生し、市場では「ネット業界全体が成熟してきた印象で、関連企業のPERの割高感が修正される局面は当面続きそう」との声が出ている。 ヤフーを始め、ネット企業の成長鈍化が鮮明が、気掛かりですね。 ミクシィ 80000円安の2120000円 SBと米ニューズ・コーポレーションはSNS世界最大手「マイスペース」の日本語版サービスを始めたと正式発表。SNS国内最大手のミクシィにとっては強力なライバルの参入だが、特に競争激化を懸念した売りは目立たないが、地合が悪く下落っしている。 市場では、「お互いの特徴が異なるため、シェアを奪い合うというよりも両方を利用する傾向も出てきそうだとし、また、、『マイスペース』は、公開性が高いうえ、携帯電話事業などの連想から、トラブル発生への懸念もあり、『mixi』への信頼が高そうだ」との声もある。 これで、一番影響を受けるのは、ヤフーで、ヤフーの利用者が、大量に「マイスペース」の会員となることが想定され、株価は、2600円安の41050円まで下落している。
by mytam
| 2006-11-08 21:57
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