リチウムイオン電池の加圧充電炎上のマイナスを懸念していたが、液晶テレビの販売が好調なため、06年4―12月期連結業績は、売上高が前年比9.7%増の6兆2060億円、営業利益が前年比33.5%減の1851億円、当期利益は前年比2.0%増の1938億円。
ただし、06年度の液晶テレビとPS3販売見込み台数はそれぞれ600万台で、従来見通しを据え置き、また、07年1-3月期の想定為替レートについては、1ドル=117円前後、1ユーロ=153円前後に設定。 問題の通期の業績見込みは、上方修正し、従来予想を営業利益を20%増の600億円、当期純利益は300億円増やし1100億円としている。 日経平均、後場から続落のためロウソク足は、両足の陰線となり、MACDは、陰転換している、明日、ソニーの業績を外人投資家が、どう判断するかで、節分天井になるかの判断の分れ目。 (外電のヘッドラインは、ソニーの第3・4半期連結決算はゲーム部門の損失が打撃となり5.3%の減益。ただ通年の利益予想は引き上げとなっている。) eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:24%(前日比+2%)1月29日 新規買い指数** :58%(前日比-3%) 任天堂CALL、日本郵船CALLの売買活発。後場はTOPIX PUTの買い急増。 フィスコの村瀬氏は、決算先回りは慎重に、ソニーの動向次第では買い戻し誘う流れに 日経平均は小幅続伸。キヤノン、アドバンテスト、ソニー、東エレク、セコム、KDDIの下落インパクトはテルモ、ソフトバンクの2社で吸収した格好。新日鉄は決算発表後しばらく経ってからの下げであったため、他の先駆銘柄への利食いを誘発させる形となった。目先的には達成感が強まる状況ではあるが、一時688円まで下げた後に再び700円を回復、上昇基調が一旦は終了したとみるのはまだ早そうである。ただ、決算発表が本格化する中、本日の相場によって決算発表後の上昇を見込んだ先回り的な売買には慎重になると考えられる。 アドバンテストの下方修正が悪材料出尽しと投資家心理を好転させたかに見えたが、本日は終日冴えない値動きをみせていたほか、キヤノンも利食い優勢の流れ。 本日決算発表したソニーは弱い動きをみせていたが、決算内容は評価できると考えられる。本日の調整分をあっさり吸収して強含みで推移するようだと、新日鉄の下げ渋り同様、投資家心理に与える影響は大きいであろう。ソニーの信用倍率は2週連続で1倍を割り込んでいるため、ソニーの動向次第ではソフトバンクなど需給妙味の大きい銘柄への買い戻し誘う流れに波及する可能性も。 (可能性が無いときは?。↓??) 朝の外資系証券の注文状況は、売り2610万株、買い4740万株、差し引き2130万株の買い越し。 売り 買い 金額ベース(売り:買い) M・S 50万株 100万株 1.7:1.0 G・S 370万株 920万株 1.6:1.0 JP・M 540万株 120万株 1.0:2.7 C・S FB 250万株 220万株 1.5:1.0 寄り付き前の注文で、主な買越銘柄は新日鉄137万株、神戸鋼99万株、石川島53万株、双日45万株、ソフトバンク25万株、野村16万株、三菱商、住友商、キヤノン、トヨタがそれぞれ15万株、ヤフー1630株、NTTドコモ1310株。 一方、売越銘柄ではインボイス1490株、みずほFG470株、三菱UFJ210株 後場寄り付き前の注文で、主な買越銘柄は住金32万株、三菱重14万株、神戸鋼12万株、ソフトバンク10万株。 一方、売り越しは日本調剤13万株、双日10万株、ヤフー1470株、NTTドコモとインボイスが各650株、三菱UFJ580株、SBI220株 新日鐵 7円安の704円 13時半に決算発表し、出尽くし感で、688円まで売り込まれている。市場では通期見通し上方修正の期待も強かっただけに失望感も出ているとしている。また、この下落を受け他の鉄鋼株まで売りが波及し、それが市場全体に波及して日経平均を押し下げた。 出尽くし感で、今日は売られたモノの、通期上方修正は今後必至だと見方もあり、底堅い展開は、まだまだ続くのではと見る向きもあるが・・・・・。 テルモ 250円高の4840円 07年3月期第3・四半期累計決算で、連結経常利益が前年比17.7%増の462億円となったため、3日ぶり急反発。 海外でカテーテル関連商品や人工血管などが好調な点と、円安効果も収益を押し上げている。 また、メリルリンチ日本証券が投資判断「買い」、目標株価5400円を据え置いたこと発表している。 日立プラント 51円安の625円 プラント業界、円安を受け絶好調な筈ですが、何故か業績下方修正。07年3月期第3・四半期累計決算で、連結経常損益が97.6億円の赤字、併せて通期の損益を従来予想の90億円の黒字→67億円の黒字に下方修正。 公共関連の社会インフラシステムの受注競争の激化で採算が悪化と、産業システムとエネルギーシステムで性能不良などによる製品事故に対する対策費用が発生したため。(談合問題の余波と中電の原発ブレードの破損問題で減益、今後も響きますね) UFJニコス 46円安の457円 07年3月期第3・四半期累計決算で、連結最終損益が441億円の赤字、通期の損益を従来予想の300億円の赤字→420億円の赤字に下方修正。 与信厳格化により融資残高が伸び悩んだ点や債務整理の増加などにより貸倒引当金繰入額が増加した点。 また、業績悪化に伴い、未定としていた期末一括配当計画を無配としている。 (DCカードとの合併は?、期待していましたが。) シャープ 18円高の2015円 C・S証券では、投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を1920円から2300円へ。 液晶銘柄の本格的なボトムアウトが迫ってきたとしており、同社に対する懸念材料も明日の決算発表で払拭されるとみているようだ。なお、C・S証券では松下電産の投資評価を「買い」→「中立」、目標株価2850円→2500円にそれぞれ格下げ。 また、昨日純利益を前年比19%マイナスを発表した野村・HDを、投資評価「買い」継続、目標株価2470円→2600円へ、引き上げ、理由として、リテール、ホールセールとも次を見据えた戦略を展開する経営余力は他社を圧倒と。 (C・S証券は、今後も日本市場は強気と見ているのかな??)
by mytam
| 2007-01-31 07:44
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