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NYダウ、13100ドル超え
終値は、135ドル高の1389.89ドルと大幅上昇、大幅減速の見込まれた1-3月期の企業業績が、予想以上の好調さを示す内容のため、世界的にカネ余りや長期金利の低位安定で、潤沢なマネー(エンキャリー)が、株式市場に流入しているためとされている。また、好業績を背景に、企業が自社株買いやM&Aで、市場から株式を吸い上げ、また、原油高によるオイルマネーの流入との見方。
 逆に、何故?日本の株式市場が出遅れているかは、米国投資家(ヘッジファンド)は、金利・為替を中心に円資産に対するリスク量を大幅に削減し、ポジションは、日本以外のアジアに集中との観測が、GSより出ている。
 ただ、4月第3週の投資主体別動向を見ると外国人買いが5157億円と大幅な買い超し。売っているのは、信託銀行と個人投資家。
 5月は安いとの思惑売りで、今の軟調な展開となり、信託銀行と個人投資家が、過度な売り立てをし、投資信託がリバランスを行っているため、株価が過度に乱高下している模様。
 日経平均、NYダウの上昇を受け、193ドル高の17429円と小幅上昇したが、頭が17500円で抑えられているが、過度な下値は、外人買いにより支えられ、17200円~17600円の相場展開が、当面続くかも知れません。

 eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:29%(前日比-3%)4月25日
新規買い指数** :62%(前日比+8%)
日中は下げた局面で日経CALLの買い目立つ。夜間は任天堂CALL、WTIリンク債CALLの売買活発。

フィスコの村瀬氏は、新日鉄に終日注目が集まる可能性も

 日経平均は上昇。米国市場では好調な決算発表が好感されダウは初の13000ドルに
乗せ、シカゴ先物は17500円近辺まで上昇。
 日経平均は、本格化する決算発表や大型連休を控えていることもあり、寄り付き直後に17400円を回復した後は上値の重い展開。
 しかし、後場の取引は17400円を回復して始まり、前場高値を突破した辺りから急
速に上げ幅を広げ、一時17496.11円と17500円近辺まで上昇。
 新日鉄が久しぶりに強い動きをみせるなど鉄鋼株や海運株などが上昇し、東証1部の売買高は久しぶりに20億株を超えたが、新日鉄、住金、神戸鋼の3社で2.5億株を超えているため、実質的にはこれまで同様のレベル。
 明日は大型連休前の週末とあって短期資金の流入も限定的となることが想定され、資金の逃げ足は一段と速く、且つ動きの強い銘柄に集中的に向かうことになりそうだ。明日決算発表が予定されている新日鉄に終日注目が集まる可能性も。 

 朝の外資系証券の注文状況は、売り3680万株、買い3220万株、差し引き460万株の売り越し。

 前場寄り付き前の注文で、主な買越銘柄はテーオーシー1392万株、日産自28万株、ホンダ22万株、ソニー18万株、キヤノン13万株、武田12万株、住友電11万株、アイロムHD3230株、みずほFG2070株、インボイス720株、NTTドコモ620株、SBI460株、三井住友FG100株。

 一方売り越しでは、双日24万株、ヤフー2570株、りそなHD390株、三菱UFJ370株。

 後場寄り付き前の注文で、主な買越銘柄はテーオーシー2033万株、アイロムHD5660株、ヤフー2820株。

 一方、売り越しが目立ったのは日立造41万株、三菱自25万株、NTTドコモ980株、SBI490株、インボイス180株。

新日本製鐵 39円高の785円 昨日から、一転、バカ上げ状態?!。
 日経新聞が亜鉛めっき鋼板の実質値上げに踏み切ると報道。亜鉛価格の高騰が要因で、亜鉛加工賃を約2倍に引き上げると報じている。
 この高騰に対し市場からは、「業績見通しの良さを完全に株価に織り込んでしまっているため、当面、信用取引の需給動向だけを見ていればいい銘柄。そのため決算発表や個別ニュースも材料とはならず、しばらく軟調な展開が続く可能性が高い」と困惑気味な見方をしている。
 
日産自動車 23円高の1216円 ゴーンマジックを信じて?↑。
 07年3月期の連結決算は、営業利益が前の期比11%減の7769億円。為替の円安効果は寄与したものの、日米での販売苦戦が響いた。08年3月期の連結営業益は前期比3%増の8000億円を見込む。
 前期の連結売上高は前の期比11%増の10兆4685億円。世界販売台数は2.4%減の348万3000台。経常利益は同10%減の7610億円、純利益は同11%減の4607億円。
 08年3月期の連結売上高は前期比2%減の10兆3000億円。販売台数は6%増の370万台、平均為替レートは1ドル=117円、1ユーロ=148円を見込む。経常利益は2%増の7730億円、純利益は4%増の4800億円の見通し。
 08年3月期の連結営業利益を前年比2.9%増の8000億円とする通期業績見通しを発表し、主要アナリスト18人による事前予測値8425億円を下回っている。
 また、ゴーン社長は、「米自動車市場がすでに低迷期に向かい始めている」とし、米国経済に不安を述べているのが、気掛かり。

日立建機 300円高の3800円 好決算で、株価爆発。
 07年3月期の連結経常利益が前々期比52.9%増の700億円だったのに続き、08年3月期も前期比14.3%増の800億円と伸びる見通しになったことが好感。
 前期は油圧ショベルや砕石・鉱山用などの建機がロシアや中東などで好調に推移し、4期連続で最高益を更新。
 今期は建機需要が新興国や中国を中心に一段と拡大すると予想され、5期連続で最高益を更新する見通し。
 08年3月期連結決算見通しは、当期利益が330億円となり、ロイター・エスティメーツの主要アナリスト13人による予測平均値411億円を上回っている。
 
アドバンテスト 190円安の5340円 決算が悪く、失望売り。
 フィスコでは、前日決算発表、実績営業利益は前期比12%減益、今期は同6%増益見通しとしている。実績、見通しともにコンセンサス数字を大きく下回っており、決算数字にはネガティブなイメージが強い。
 三菱UFJでは投資判断を「2」から「3」に格下げへ。ただ、DRAMテスタの受注回復などを評価する声も多い模様であり、投資判断格上げの動きなども観測されているようだ。
 なお、大和でも現在「3」の投資判断格上げを検討などともしている。
ドイツ証券ではレーティングを「中立」→「買い」、目標株価を5670円から6120円に引き上げ。決算は、計画を下回ったがサプライズはない。受注トレンド、技術トレンドを勘案すれば、今期計画は上方修正の可能性が高いと解説。

日本電産 390円高の7530円 今期は2ケタ増収増益見通しで、大幅高。
 HDD用など主力の精密小型モーターが好調で、08年3月期連結業績予想は売上高は、前期比14.3%増の7200億円、営業利益は、17.2%増750億円と2ケタ増収増益を見込み、配当予想も今期年間50円と5円増配。
 この決算で、下値を意識される昨年来安値の6960円との思惑は、飛びましたね。
by mytam | 2007-04-27 07:43
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