日経平均、16円高の17529円と小幅上昇、ロウソク足は、下ひげ大の陽線で、辛うじて25日移動平均線を回復、MACDの陰転寸前、前場は弱含みな展開で、13時30分頃から相場が転換し、弱いながら上昇基調となっている。
業績不振で、M&Aの対象となっている日立製作所が、08年3月期の連結業績の見通しが好調だったため、日経平均全体にサプライズを与え、トレンドが転換したと思われる。 中小株が不振で、大型株が堅調な理由として、米国からの流で、グローバル企業であれば米国景気が減速しても、景気拡大が続く欧州などの海外で利益を稼げる高いとの思惑からで、ナスダックがマイナスしても、NYダウが高値を更新する理由は、ダウ全体が、米国屈指の大企業だけで構成されているため、とされている。 (日立は行けそうな感じ、ボリンジャーの2δ値940円を目標で。) eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:23%(前日比+2%)5月15日 新規買い指数** :68%(前日比+1%) 任天堂CALLの売り、大平洋金属CALLの買い多い。夜間は自動車株CALLの買い増える。 フィスコの村瀬氏は、買いづらい反面、売りやすい状況だから上を意識 日経平均は小幅上昇。1米国市場はダウが最高値を更新する一方、ナスダックは続落、シカゴ先物は小動きに推移、朝の外資系動向は大幅売り越し、日経平均は売り先行で始まり、全体としては大型株が下支えする一方、中小型株への売りが継続しているほか、決算発表のピークが通過し、決算を受けて2極化の動きが目立つ。 日経平均は25日線が上値抵抗線として意識される一方、均衡表の雲上限がサポートとして機能しており、100円幅程度の狭いレンジ取引が続いている。 TOPIXは雲下限に上値を抑えられる格好で下げており、遅行スパンは下方転換シグナルを発生させている。 ただ、決算を発表した日立が急速に切り返した影響で、ソニーなども買い戻しの動きが強まった。先物市場でも大口買いが断続的に入り、僅かながら日経平均はプラスをキープ。 本日の日立などの上昇は決算というよりはショートカバーが中心とみられ、逆に、住友鉱山、新日鉄など高値レベルに位置する銘柄などはショートを振りやすい面も。 市場の心理としてはショートポジションを取りやすい状態とするならば、上昇基調にある銘柄の瞬間的な下げや、決算を異常に嫌気したような売りで大きく下げた銘柄などは、下げが拡大してこないと一気にショートカバーで戻す可能性はあり、買いづらい反面、売りやすい状況のようであり、方向性としては上を意識しておきたい。 朝の外資系証券13社経由の注文状況は、売り5690万株、買い3180万株、差し引き2510万株の売り越しで、金額も大幅売り越し。米国系証券、欧州系証券ともに売り越し。 前場寄り付き前の注文で、主な売越銘柄は日立造54万株、AOCHD17万株、シーズクリエ3330株、SBI2500株、NTTドコモ2140株、アコーディア800株、インボイス750株。 一方、買い越しでは双日25万株、不動テトラ20万株、野村とホンダ、三菱商がそれぞれ18万株、キヤノンと東電が12万株、トヨタ11万株、ヤフー920株、みずほFG690株。 ソニー 80円高の6460円 日立の強気の見通しから連動視され、相場反転上昇。 今日の引け後、前07年3月期連結決算を発表。今期の業績を売上高8兆7800億円(前期比6%増)、営業利益4400億円(同6.1倍)と予想。 営業利益予想は、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト20人の予測平均値3777億円を大きく上回り、エレクトロニクス、ゲーム部門で大幅な増益を見込んでいる。 想定レートは1ドル=115円前後、1ユーロ=150円前後。為替差益については「ドルは1円動くごとに利益で60億円、売上で360億円。ユーロは利益65億円、売上が130億円上下する」としている。 (明日、株価が爆発しそうな予感。) TDK 630円高の10520円 昨日の好決算を好感し、大幅高。 今期の営業利益は、900億円(前期比13.1%増)を見込こみ、HDD用磁気ヘッドの「記録デバイス」は減収減益を見込むものの、「電子材料」や「電子デバイス」の拡大、それに米社にTDKブランド販売事業を譲渡する「記録メディア」の損益改善が、全体の増益に寄与する見通し。 フィスコでは、昨日発表した決算内容が評価されている。前期営業利益は795億円で計画を下回ったが、構造改革費用の積み増しなどが背景。 一方、今期は900億円予想で前期比13%増益見通し、順調な業績拡大を評価する動きとなっているようだ。みずほでは「2」から「1」に格上げで12000円目標、日興シティでは「2H」から「1H」に格上げで14000円目標としていると。 GSユアサ 18円高の263円 好決算で、急上昇。 07年3月期の連結経常利益は前々期比8.2%増の55.1億円、08年3月期も前期比63.1%増の90億円に拡大する見通し。 前期は工場集約などの合理化効果で産業電池および電源装置が好調。今期は産業電池の合理化効果が一巡するものの、自動車電池がアジアで拡大するほか、原料高の価格転嫁などで国内の採算も改善する見通し。 また、16日付の日経産業新聞が「同社は日本国内で自動車用鉛バッテリーの生産能力を削減する」と報道。 生産能力の4分の1に相当する設備の稼働を停止し、余剰人員をリチウムイオン電池などの成長分野に振り向ける予定。
by mytam
| 2007-05-17 07:37
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