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バレンタイン・サプライズ
日経平均、ショートカバーにより、558円高の13626円と久々に、25日移動平均線を抜いている。
 短期的に、DMIが示す様に弱いながらの↑向きトレンドに転換したと思われ、日経平均、13900円を抜けば、14800円程度まで狙える形。
 ただ、今日の反発は、GDP値と米国小売売上げの懸念のため、売られていた先物のカバーで、それぞれの数値がプラス方向となり、爆発的なサプライズ。
 また、抜いた25日移動平均線は下向きなので、この地合に負け、ズルズルと行く可能性の法が強いとの見方も。
 12日に付けた12923円が、2番底と素直に見れない、自分が情けないが、株で利益を上がるのは小数の見方が、多数になった時なのでとの期待も。

トヨタ 昨日が陰線包みで、懸念されていたが、地合に押され、6000円台復活。
また、ヘッジファンドは、トヨタ買い・GM売りとのポジションを取っているとの事で、DMIのADXは強い動きを示している。
ただ、GMの業績は悪化しており、経営不安と共に政治的な圧力が懸念される。

 eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:72%(前日比-1%)2月13日
新規買い指数** :24%(前日比-2%)
個別株CALLの売り多い。日経PUTの取引活発。

フィスコの村瀬氏は、指数の一段高の実感は少ない

 日経平均は大幅上昇。558.15円高の13626.45円と終値ベースでは5日以来の13600円を突破。
 予想上回る米小売売上高を好感したNY市場の上昇、為替の円安基調に加え、10-12月GDP1次速報が予想を上回ったこともあり、幅広い銘柄が買い優勢のスタートとなった。
 その後も強含みの動きが続いており、前場段階では一時13484.35円まで上げ幅を広げている。
 ただ同水準に位置する25日線が上値抵抗線として意識される一方、下値では年金とみられる買いが入っており、前日同様、狭いレンジ内での膠着相場となっていた。後場に入ってもしばらくは25日線レベルでの膠着が続いていたが、年金資金とみられるインデックス買いからこれを突破すると、ショートカバーの流れも加わりじりじりと上げ幅を広げ、終わってみれば本日の高値で取引を終えている。

 連日狭いレンジ取引が続いていたこと、25日線の上値抵抗意識、UBSの決算やヘッジファンドの換金売りに対する警戒感もあって戻り売り姿勢は強かったようである。
 これに対して下値では年金資金とみられる買いが入っていたことで下値の堅さが意識される中、ショートカバーの流れにつながったようである。
 本日は500円を超える上昇をみせているが出来高は21億株と低水準であり、今晩の海外市場など外部要因の動向次第ではあっさり上昇分を打ち消してしまう可能性はある。
 また、TDK、東京エレクなど6%近い上昇をみせているものの個人は参加しづらい銘柄であり、商船なども5%を超えているが寄り付き価格を超えられない銘柄も多く、指数の一段高の実感は少ない。
 また、押し目待ちとしても押し目がない状況であるため様子見姿勢を強めている投資家は多そうである。
 ただ、それ故に期待感からポジションはロングに傾いていないことになる。

 株価の上昇ほど過熱感もない。寄り付き後は膠着ながら、日々買い先行で始まるためリバウンド基調は継続している銘柄などは多い。
 年金資金なども寄り付きでは参加せず、買い一巡後に買いを入れているとも考えられる。外部要因から下振れリスクは燻っているほか、明日とみられているヘッジファンドによる換金売り懸念なども根強いが、相当売り枯れしているほか、下値での年金資金とみられる買いが観測されている中では、大きく下振れするような場面では押し目買いの好機との見方を意識しておきたい。

 朝の外資系証券の注文状況は、売り2750万株、買い3390万株、差し引き640万株の買い越し
by mytam | 2008-02-15 07:52
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